◆ 制作にあたって ◆

 扇いでよし! 飾ってよし! ただ作るだけじゃあもったいない!
 
 今回送る新作は、3年ぶりとなる東方和風扇子企画の第3弾【妖夢と幽々子】の和風扇子。
 書字と切絵、ともに画と紙面の余白で構成されるとてもシンプルな表現でありながら、その白黒の対比には二色以上の奥深い世界が広がります。
 扇子は、本場京都の職人仕上げ。書と絵の扇面に合わせて、柄には黒染竹を使用。手で書き、手で切り、職人の手で仕上げたこだわりの扇子です。もちろん、おなじみの作品ごとに設定するテーマは、今回もこだわりにこだわっています。
 これから訪れる暑い季節、熱い戦い(即売会)の舞台に、涼やかな風はいかがでしょうか。


◆ 作成テーマについて ◆

 生と死 ―魂導く黄泉がえりの蝶 死を誘う墨染の桜―
 表裏で一本の扇子の作りは、「白(生)」と「黒(死)」の移り変わりとなっています。人物から移り変わった白には黒の書、黒には白の書を配し、完全に白にも黒にも染まることはありません。扇の丸みの形状から、その扇子の構成を陰陽の太極図に見立て、生と死の『反転』を盛り込んでいます。
 
 Side 幽々子
 死者である幽々子は「黒」を背負う。配した書は、反魂蝶。黄泉の国から「白」く蘇り、転生します。死者であるがゆえ、口は扇で隠し、語ることはできない。流し見るその先には、幼き妖夢の爛漫な姿。果たして、幽々子は生に何を見出すのでしょうか。
 
 Side 妖夢
 生者である妖夢は「白」を纏う。配した書は、墨染桜。舞い散る桜は西行妖の花弁。その行く先はいずれ来る「黒」。生の側にいる妖夢、しかし半分は死者(半霊)でもある。生きては見えず、死しても見れぬ黄泉の国は、半人半霊の彼女の瞳にどのように映るのでしょうか。
 
 書体解説
 ブログにて書体解説を行っています。  
◆ 頒布情報 ◆

   サンプル1-1      サンプル1-2      サンプル1-3      サンプル1-4    サンプ1-7    
 

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頒布
価格
2,100円
頒布
場所
第13回博麗神社例大祭 5/8(日)
ぬ-45a 【スズシロ】
た-16ab 【ピクルハウスと切切枚】
(ゑぬ様スペース)
委託
とらのあな様で予約受付中です。
仕様 紙製扇子
丈 : 7寸5分(22.5センチ)
柄 : 黒染竹 骨数35本
香 : 白檀風香料
 ※扇子特有の甘い清涼感のある香りです
他 : 収納箱付き
制作 書字 : 白鈴二郎 / スズシロ(twitterPixiv
切絵 : ゑぬ   / 切切枚 (twitterPixiv


ここまで見ていただいてありがとうございます。情報拡散にご協力いただけると幸いです。

 ◇その他の頒布物について◇

 サンプル2-1    サンプル2-2    サンプル2-3    サンプル2-4    

 
 東方和風扇子第1弾【霊夢&早苗】1,800円
 東方和風扇子第2弾【輝夜&妹紅】2,000円
 好評だった和風扇子第1、2弾についてを再販します。頒布数は少部数とります。
 今後、再生産の予定はありませんので、この機会にいかがでしょうか。
 
 書道×切絵Tシャツ【さとり&こいし】2,000円 (仕様:Printstar ヘビーウェイト 印刷:シルクスクリーン)
 書道Tシャツ【燐】3,000円 (仕様:Glimmer ライトドライTシャツ 印刷:昇華転写)

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